iMac5kは外部ディスプレイ入力ができないので、以下の二つビデオキャプチャを使って、自作PCの画面を表示させてみました。
AVerMedia CV710
iMac5k(2017)の画面に映らない
まず始めに使用したのがCV710です。 AVerMedia公式でMacOSに対応しているということなので購入しました。
CV710|ゲームキャプチャー|AVerMediaアバーメディア
しかし、実際に使ってみるとiMacの画面上に何も表示されません。 ファームウェアのアップデートをしてもダメでした。 色々試しているうちにどうやら最新のmacOS High Sierra(2018年5月以降)に対応していないことがわかりました。
現状、公式では2018.03.08にドライバーがアップデートされているようですが、macOS 10.13High Sierraまでのようです。 もし最新のmacOS High Sierraを使用している場合ダウングレードする必要があります。
少し遅延がある
CV710をmacOSで使用する場合、少し遅延があります。
Windows上で使用した場合と比べると明らかに使用感の違いがわかります。
iMacで遅延を緩和するためには、BootCampやParallelsを使用してWindowsからCV710使用した方が良さそうです。
CV710はFullHDまでしか対応していない
iMac5kは27インチなのでFullHD(1920x1080)の全画面表示だと、若干スケールが大きく感じられます。 27インチの液晶ディスプレイは大抵の場合WQHD(2560×1440)の解像度です。 ウィンドウモードにすれば問題ありませんが、やはり全画面モードを使いたい場面が出てきます。
これが不満で、GC553を購入することにしました。
AVerMedia Live Gamer Ultra GC553
当初、GC553はMacOSには対応していなかったのですが、2018.10.30に Mac対応の録画・配信ソフトウェア『RECentral Express』が公開されました。
GC553は高周波音がする
まず、GC553の電源をつけて驚きました。ファンレスのCV710とは違い、GC553はファンの音がします。しかも、それが耳元で蚊が飛んでいるような不快な音に近い。 100均にてプラボックスを買い、その中で使用することにしました。
WQHD(2560×1440)表示はできる
GC553は4k表示まで対応していますので、WQHD(2560×1440)表示もできました。また、CV710と比べるとMacOS上で表示させるときの遅延は改善されたように感じます。 また、4k表示は文字が読めませんでした。ゲームキャプチャではなく普通の作業で使用するならWQHDが適しています。
Ubuntu 18.04をキャプチャする場合
Ubuntu 18.04を使用する場合初期状態ではキャプチャをすることができません。
Ubuntu 18.04の場合
$ sudo apt install nvidia-cuda-toolkit nvidia-driver-390
これでUbuntuからキャプチャできるようになりました。
文字ににじみが出る
CV710では出なかったのですが、GC553を使ってUbuntuやラズパイの画面をiMac5kのディスプレイに表示させると若干文字ににじみが出ます(黒色の文字の縁に色がつく)。
この文字のにじみを許容できない場合、画面をグレースケールよりにして文字のにじみを軽減させる必要があります(Ubuntu上でnvidiaの画面設定)。
$ nvidia-settings
で下記画面が表示されます。
Controlsタブの項目からDisital Vibranceの設定を下げて、 画面をグレースケールよりにして、文字のにじみを軽減できます。
結論
GC553は完璧ではありませんが、上記の問題を許容できれば買いです。