数年前、3Dを編集するツールとして、
メタセコイヤや六角大王を紹介しているWebページがよくありした。
しかし、ディスプレイ上で3Dを編集するのはものすごく難しい。
私は挫折しました。
しかし、最近ではVR上で3Dを編集できるツールがどんどん出てきています。 とりあえず、現状それぞれのソフトの特徴やメリット、デメリットをまとめてみます。
また、最終的に3Dプリンタに適用できるように、既存のstlを編集でき、stlとして創作物をアウトプットできるかどうかという主眼を置きます。
環境
Htc Vive
Windows 10
VRで3Dを編集する方法
VRで3Dを編集する方法について大まかに2系統に分けられます。
一つは粘土(Cray)のようにVR内で加工する方法と、もう一つは3Dポリゴンの頂点(Vertex)を操作する方法です。
まとめ
ツール名 | import .stl | Cray | Vertex | export .stl | 評価(Steam) |
---|---|---|---|---|---|
MasterpieceVR | ◯ | △※2 | × | ◯ | 非常に好評 |
Kodon | △※1 | ◯ | △ | △※3 | ほぼ好評 |
Verto Studio VR | ◯ | - | ◯ | ? | 好評 |
BlenderXR | ◯ | - | ◯ | ◯ | - |
※1 Freecad等で.stlをソリッド化してobj形式にする必要がある。
※2 Crayに変換する時、解像度を指定できず、しかも粗い。kodonは解像度を指定できる。
※3 .obj形式でのみexportできる。
その他のVRソフトについて
他の試していないVRソフトについて一応記します。
また試さなかった理由も書いておきます。
Strata inStudio VR(ユーザレビューが少なかった)
ShapeLab(ユーザレビューが賛否両論)
MakeVR(ユーザレビューが賛否両論)
Gravity Sketch (ユーザレビューが賛否両論)
Oculus medium(Oculus持ってない)
VR Sketch(ライセンスがサブスクリプションなので...) (思うように操作できなかった)
結論
既存の.stlファイルを編集するだけならBlenderXRでオッケー。
Blenderのプラグインとして動作するのでBlenderの強力な編集ツールが使えます。
但し、他のVRツールに比べるとUIに癖があるので慣れが必要です。