ふるお〜と!- FullAuto

AI・ロボットが普及しBI(ベーシックインカム)が早急に実現されることを願う元ニートのブログ

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ダウンロードしたSTLをBlenderで加工する

Miku Hatsune by alexgian - Thingiverse
でダウンロードした、ミクさんのstlファイル。

ネットで転がっているファイルはこのようにパーツごとに分かれていないため、
そのままではロボットの外装として活用することはできない。

そこで、ロボットの外装として活用できるようにパーツごとに分解して、
加工できるようにする。

また、例によって2Dディスプレイ上で編集するのはすごくめんどくさいので、VR空間上で分解加工することにしよう。

nullpo24.hatenablog.com

Cubeを削除

Blenderを起動すると、デフォルトでCubeが用意されているので、右クリックして削除してください。

ファイルを開く

「file」→「import」→「.stl
でmiku.stlを開きます。

f:id:nullpo24:20210124154321p:plain そうすると、巨人ミクさんの足の中に入るので、 位置を調整します。
(Viveコントローラは両手をGrabして腕を狭める)

モデルの長さを測定する

[MESURE]でモデルの長さを測定します。
Viveコントローラを左クリックして右上にあります。

f:id:nullpo24:20210124155556p:plain

BlenderもMKSA単位系に統一されました。
したがって、このミクさんは23.7mもある巨人となります。
とりあえず、縮小させましょう。
ちなみに、ミクさんは身長158[cm]なので、 1.58[m]にしてください。 (注意:右にあるViewPortからOrthographic(正射影)を選択すること)

f:id:nullpo24:20210131211133p:plain

右下にあるUnits Scaleを変換して単位系を変更したほうが賢明な選択かもしれません。
STLの標準の単位が[cm]だからです。
したがって、上の図のように0.01にしています。

2Dディスプレイ上でMESUREを引き、
オブジェクトを選択した状態で、Sキーを押すと拡大・縮小ができます。
f:id:nullpo24:20210124162552p:plain

VR Windowを閉じれば、ファイルを保存することができます。

また、赤い線は[N]キーを押すと、画面の右に出て来るメニューのView→Annotationsから削除することができます。

パーツごとに分解

パーツごとに分解と表しましたが、 BlenderにCutterはありません。
BlenderのKnifeという機能は頂点を増やして、ポリゴンを分割するツールとなります。

したがって、必要なパーツの数だけファイルを作成し、 頂点をSelect、Deleteの繰り返しの作業となります。

コントローラの設定について

・Select
左ボタン→左上[Select] 下ボタン→右[PROXIMITY]
・Delete
左ボタン→上[TRANSFORMATION]
下ボタン→左下[Delete]

右コントローラをSelect担当
左コントローラをDelete担当
にするといい感じになります。

Head

とりあえず、Headとして保存しました。
f:id:nullpo24:20210124180852p:plain
元接合箇所に穴が開いているので、 f:id:nullpo24:20210124180913p:plain
頂点を追加して、埋めます。 頂点を選択し、 「ツールボタン」→右「Extrude(押し出し)」 にします。
すると、上方に白い球が現れるので、 それをドラッグすると頂点か追加されます。

f:id:nullpo24:20210124181310p:plain
上方に白い球が現れる

あるいは「Manipulate」で頂点を増やしてください。

「F」キーで線と面を作成する

Fill
・2つの頂点を選択した状態押す→Edgeができる(線が引かれる)
・3つ以上の頂点を選択した状態で押す→Faceができる(面ができる)

厚みを付ける

この状態だと、面の集合体で厚みは0です。
したがって、3D出力することができないので、厚みを付けてください。

f:id:nullpo24:20210124190151p:plain

厚みを付けた後に元に戻せないので注意。
したがって、最後の仕上げ時に適応するのが良いかもしれません。

面の裏に対して、厚みを付けることを意識して、頂点を追加していきます。

Mesh 3D Print Toolbox

3Dプリント時に問題がある部分をチェックしてくれます。
指摘された箇所を修正しましょう。